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社内SEの採用面接でぜひ聞いてほしい9個の質問

投稿日:2019-10-20
最終更新:2019-10-22

僕はとあるユーザー企業の社内 SE として勤務しています。
社内 SE は SIer などと比べて、納期に厳しくない、割とゆるく仕事ができるなど、割と人気のある職種らしいです。しかし、その会社によっては、IT 部門が軽視されていたり、適切な投資がされていないせいで、技術的負債が重くのしかかっていたりなど、ユーザー企業特有の課題を抱えていることも事実です。

この記事は採用面接の際に「聞いとけばよかったなあ・・・」と心底思った質問と、その質問の意図について書いてみました。

なお大前提として、社内のシステムを内製している会社を想定しています。

ちなみに、その会社のエンジニアと面接する機会がなければ、辞退の方向で良いと思います。
マネージャ陣と事業部長、人事担当者だけといった面接は、エンジニアのスキルを適切に図ろうとしていない会社なので論外です。

環境についての質問

1. 貸与されるPCはどのようなスペックですか?

IT 部門が業務を遂行する上で、適切な投資がなされているか、また、ハイスペックな PC を使えることで大きなリターンがあることを会社が理解しているか、といった意図が含まれています。
Windows 7 32bit、メモリ4GBです。といった会社や、担当者が具体的なスペックが回答できない会社は避けるべきでしょう。
Windowsマシン Core i5、メモリ8GBが標準となっていれば合格と言えると思います。Windows と Mac を選べるといった環境はあまりないかもしれません。

2. CI/CD には取り組まれていますか?取り組まれている場合、どのようなツールを使っていますか?

ユーザー企業で CI/CD の環境が整っているのは、少数なのかな、という気がしています。CI/CD に取り組んではいないものの、取り組めない理由や、具体的な導入予定が聞けるようであれば合格だと思います。
CI/CD というワードにピンときていないようであれば、社内のエンジニアのレベルが低かったり、開発フローがレガシーな可能性があります。

3. エディタなどのツールは自由に選べますか?

ツールを固定されていたり、紙ベースで申請が必要などは論外ですね。

4. チャットは活用されていますか?

チャットがただのコミュニケーションツールになっていないかを見ます。
例えば、リポジトリにコミットした時や、監視の通知などをチャットで受け取れるようになっていたり、ChatOps で他のシステムと連携できるようになっていれば、環境としては快適だと思います。

5. 技術的な情報発信の実績はありますか?

その会社の社員がどのくらいアウトプットしているかを見る質問です。
アウトプットしているということは、その分インプットも多いと言え、技術力の裏付けとなります。
技術ブログを書いている社員がいる、社外の勉強会に登壇した社員がいる、社内の勉強会を定期的に開催していると言った回答が返ってくれば合格と言えます。

社内のプロジェクトについての質問

6. 最近取り組まれたプロジェクトは、どういった課題を解決するプロジェクトでしょうか?

社内で起こるプロジェクトがどういった経緯で生まれたプロジェクトなのかを見る質問です。
例えば、XXX という SaaS を導入するプロジェクトです、といった回答が返ってきた場合、手段が目的化したプロジェクトである可能性が高いです。多くの場合、手段が目的化してしまうと解決すべき課題が解決されず、失敗プロジェクトになる確率が高くなります。
能力のあるプロジェクトマネージャがいないか、IT に詳しくないトップからの命令でプロジェクトがスタートした可能性が高いです。経営課題としてあったXXXの業務を効率化するためのプロジェクト、といった回答が返ってくればベストです。
更にいうと、その課題が経営課題なのかがポイントです。
経営課題だった場合、経営層が IT を重要視しており、IT 部門も経営課題をきちんと理解しているということが言えます。
作業工程の課題といったレベルだった場合、IT部門の視野が狭く、経営層との間にギャップがある可能性があります。

7. どのようなインフラを利用されたのでしょうか?

AWS、GCP や Firebase などのサービスを使用したとか、オンプレの VMware ESXi を使用したなど、具体的な回答が返ってくれば合格と言えます。
例えば、面接の担当者がプログラマでこの質問に対して適切に回答できない場合、組織がサイロ化されている可能性があります。プログラマはプログラミングだけを行い、インフラはインフラチームに丸投げ、インフラチームもシステムのことまでは知らない、といった具合です。
また、面接の担当者がインフラ寄りだった場合は、インフラのコード化がどの程度進んでいるかを聞いてみてもいいと思います。Terraform や Ansible を使っているかを聞いてみるのも良いと思います。

8. ボトムアップでの提案はありますか?

開発現場の課題や、社内の業務チームが抱えている課題がよく見えているのは、マネージャ陣よりもフィールドワークの多い一般社員であることが多いです。
そうした一般社員からの提案を吸い上げ、プロジェクト化しているか、草の根で改善活動が回っているかを見ることが目的です。
常にトップダウンでの提案だった場合、上層部と一般社員との間で溝がある可能性があります。

9. 御社にとって IT 部門はどのような存在ですか?

ぜひ、経営層との面接の時に聞いてみてほしいです。
IT 部門を重要視しているかどうかを確認する意図がありますが、それが表面的でないかを見極めて見てほしいです。
例えば、経営との両輪となっているので、中長期的に経営課題を IT で解決していく、といった姿勢が見えれば良いと思います。
彼らは頑張ってくれているとか、 IT は重要視している以上の中身が無い回答の場合は、経営層が IT の重要性を理解できていない可能性があるので辞退したほうが良いと思います。

まとめ

おそらく、全部の質問で納得のいく回答が返ってくる企業はほんのひと握りだと思います。
これらの質問の中で、どれを自分が重要視するかでその会社の印象は変わってくると思うので、是非参考にしてもらえたらと思います。

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