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仕事をする上で、常識、ルール、マナーとされていることはかなり多いし、
会社独自のルールなんかもあると思うのですが、
そういった当たり前とされていることは本当に正しいのか、本当に必要なのか、
という疑問を持ったことはありませんか?

「小さなチーム、大きな仕事」という本は、
そういった、今まで違和感を感じていた常識だけでなく、
疑問を持つことすらなく従っている常識を根本から見直し、
ビジネスとして成果を挙げるために、本当に必要なものは何かというテーマに沿って書かれた本です。

「小さなチーム、大きな仕事」を書いたのは、
顧客管理ツールやプロジェクト管理ソフト、
そしてあの有名なRuby on Railsを開発した企業です。
文字通り世界中で利用されているツールを開発、運営している企業とあって、
大企業なのかと思いきや、
たった16人(この本の執筆時点)しかいないベンチャー企業のようです。

一般的な常識で言えば、世界をターゲットにした製品を開発、運営するのなら、
世界中に社員がいて、多くの人間が必要だと考えそうなものですが、
彼らはそうではないのです。

本の始めの方で、このような言葉が記されています。

僕たちをインターネット企業とみなす人もいるが、これにはうんざりだ。 インターネット企業は、強迫観念のように人を雇い、でたらめに浪費し、 華々しく散るというのが相場だ。 僕たちは小さく、質素で、利益をあげている。
多くの人がこのやり方ではビジネスをやっていけないと主張する。 僕たちはまぐれだと。僕たちのアドバイスなんて聞いちゃいけないと言う。 無責任で、無謀で、未熟で、素人臭いとも。

こう批判する人たちは、拡大路線、会議、予算管理、取締役会、
広告やセールスマンといった「現実の世界」すべてを拒絶しても、
企業が成功できるということを理解していない。
彼らは主張する。強力なマーケティングと広告予算無しには大手には太刀打ちできない、
競争相手より機能の少ない製品では成功できない、
自分流にやり方を作り上げながら成長することは不可能だ、と。
しかし、これこそ僕たちがやってきたことだ。
彼らはいろいろなことを言うが、僕たちはそれが間違っていることを証明してきた。

このように、彼らは一般的な会社のルールや常識を無視しても成功できると主張し、
それらの常識が間違っているとハッキリ主張しています。

具体的に彼らの考える無駄、非効率な常識とは何か、
彼らの考える本当に必要なことは何かが本の中で語られています。

計画は予想にすぎない

占い師でもない限り、長期のビジネスプランは幻想だ。

マーケットの状況、競合他社、顧客、経済などの手に負えないたくさんの要素があるのに、計画を作っただけで、実際には制御できないものをコントロールした気になる。

予想を頼りにしてはいけない。今年ではなく、今週することを決めよう。
次にやるべき最重要課題を見つけ出して、取り組むのだ。
何かをするずっと前ではなく、直前に決定を下そう。

計画なしに仕事をするのは恐ろしく思えるかもしれない。
しかし現実と折り合わない計画に従うのは、もっと恐ろしいことだ。

これは、アジャイル開発の考え方にも通ずるものがあると思います。
はるか先の計画を立てても、ほとんどその計画通りに行くことは無いとわかっているのに、
計画を立てることにかなりの時間をかけたり、
無理に計画に従って行動しようとするのは何故なのでしょうか?

長期的な計画を立てるのは個人的には大事なことだと思いますが、
それはあくまで「予想」である。ということをしっかり意識するべき。

そう考えると、プロジェクトの今後の「予想」を大量のドキュメントにまとめて、
それをクライアントや上司に提示し、
その「予想」は本当に正しいのか、外れたらどうするのか。という議論に時間をかけて、
「予想」が外れたときに責任を問われる、という
おかしな状況が仕事では普通に起きているんですね(._.)

身軽でいること

身軽であるというアイディアを受け入れよう。 身軽ではなくなるにつれ、方向を変えるのにより大きなエネルギーが必要になる。 身軽さはこんなことで失われていく...
  • 長期契約
  • 過剰人員
  • 固定した決定
  • 会議
  • 鈍重なプロセス
  • 在庫
  • 変更できないハードウェア、ソフトウェア、技術
  • 長期ロードマップ
  • オフィスの政治

巨大な組織は軸を変えるのに何週間も何ヶ月も何年もかかる。
行動する代わりに会議をして、実行する代わりに打ち合わせをする。

身軽さを失う要因の中の「過剰人員」という部分ですが、
知らないうちに新しい社員が増えていた。
新しいプロジェクトのために、人を雇い始めた。
という状況にあったことは無いですか?

どんな目的があって、どんな経緯で雇われたのかわからない人がいたり、
これから何かを始めるために人を雇ったり、
席が一つ空いたから補充するように人を雇ったり
ということは結構多いんじゃないでしょうか?

一緒に働く仲間が増えるのは嬉しいことだし、これからもっと多くの仕事をこなせるようになる。
あるいは、仕事を分担できて少し負荷が軽くなる。
と考えるため、実際には全く問題ないように感じてしまいます。

しかし、本当にいま人を増やすべきなのか?
明確にどんなことをしてくれる人が必要なのか。
ということを徹底的に考えたうえで人を雇わないと
どんどん人が増えていってしまうのではないでしょうか。

人が増えると必然的に、

  • 会議が増える
  • 多くの人をまとめることを目的にした役職、仕事が生まれる
  • 派閥が生まれる
  • 社内政治が生まれる

などの多くの弊害が生まれます。

もちろん得るものも多いかと思いますが、
得るものと失うものを比較して本当に必要なのかということを考えるべきではないでしょうか。

他人が何をしてるかなんて気にしない

結論として, 競合相手に対して注意を向ける価値はあまりない。

なぜなら他社について心配することはすぐに強迫観念に変わってしまうからだ。
代わりに自分自身に焦点を当ててみよう。
ここで起こっていることは、向こうで起こっていることよりずっと重要である。

他人のことを心配するのに時間を費やしていると、
その時間をあなた自身の向上に費やすことができない。

これは勝つか負けるかの戦いではない。
競合相手の利益とコストは彼らのものだ。
あなたの利益とコストはあなたのものだ。

競合相手に限らず、他人のやっていることにばかり意識を向けていては良くないですね。
そもそも、自分を高めることに精一杯なはずなのに、
どうして他人の成功や失敗を常に気にかける余裕があるのでしょうか。

昔、何かの記事で読んだのですが、
ある二人の男性が相手より良い車に乗りたいという見栄を張り続けた結果、
二人で合計10数台の車を購入してしまっていたというニュースがありましたw

相手が車を買うのを見ると、自分はそれよりちょっと高い車を買う。
という、大の大人がとんでもなく下らない争いを繰り広げて、
結局何の意味もないものに、多くのお金と時間を費やしたということです。

涙が出そうなくらいかっこ悪い話ですが、
これと同じようなことをしてしまっていないかを見直すべきですね。

結局、誰かのやったことに反応しただけで、
自分がやりたいことをやれていないのではないか。

優越感や見栄のために、余計な労力をかけてしまっていないだろうか。

全員が働く

小さなチームでは、人に仕事を振る人間ではなく、働いてくれる人間が必要だ。 全員が何かを生み出さなければならない。 結果を出さないといけないのだ。

つまり、他人にこれをしてと言うばかりの仕切り屋を雇っていけないということだ。
彼らは、小さなチームのお荷物だ。
彼らはどうでもいい仕事を引っ張ってきては、チームのプロジェクトを妨げる。

割り当てる仕事がなくなると、どれほど必要かも考えずに、さらに新しい仕事を作ろうとするのだ。

人に仕事を任せる人は、周りを会議に巻き込むのも好きだ。
会議では彼らが重要に見える。
一方、出席するほかの人たちは、実際の仕事をする時間が削られてしまう。

これは、個人的に一番心に残りました。
先ほど挙げましたが、人が増えると、人をまとめるための役職が生まれ、
人をまとめるという仕事をする人が生まれます。

管理職というのは必要なのでしょうか?
マネジメントと称して、報告書作成という仕事を生み出し、その報告書をチェックするという自らの仕事も生み出し、人をまとめるのは大変だ、管理するのは難しい、管理される方は気楽でいい。
とすら言い出し始める人が本当に必要なのでしょうか?

いま現在はそういった思いに悩まされることはほとんどありませんが、
今までそう感じたことは沢山ありました。
そして、管理されているという感覚が僕個人としては一番モチベーションが下がる要因でした。

一人ひとりがプレイヤーとして対等な立場で、
全員が協力して働いている感覚が味わえる環境が良いのは間違いないはずです。

セルフマネージャーを雇う

自分をマネジメントできる人は、自身で目標を設定し、それに向けて行動する人だ。

彼らは、あれやこれやと指示を必要とせずに、毎日の細やかなチェックも必要としない。
彼らは、管理職がやることを、自分で自分のためにする。

管理されるのが嫌なら、管理が必要無いと思われるように行動しよう。

何かを言われる前に自分で必要だと思うことはすべてやっておいて、
何かを聞かれた時にすぐに答えられるように、自分のやったことは明確に把握しておく必要があります。

管理する立場の人は、管理することが絶対に必要な仕事なのだと考えるのではなく、
管理を必要としない状態にしていくことを目指すべきだと思います。

誰でも、
対等に扱ってもらえている、
信頼して仕事を完全に任せてもらっている、
と感じると自信がつくし、モチベーションも上がります。

まとめ

  • 直接成果に繋がりくい会議や計画に膨大な時間をかけない
  • 現実に合わせて素早い進路変更ができる身軽さを保つ
  • 対等な立場で全員が成果をあげるために働く
  • 全員が自分で自分を管理する

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

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