これは IT地方エンジニア Advent Calendar 2018 16 日目の記事です。

昨日は shigeshibu44 さんでした。

名古屋についての印象

タイトルの通り、名古屋で働いております。

私が感じているこの地域の(IT エンジニアに関わる)印象は、以下の通りです(偏見 100%)。

  • 製造業が強く、その IT 部門や子会社・関連会社に IT エンジニアがそれなりに多い
  • 大手 SIer の支社はあり、IT エンジニアも人数はそれなりにいる(が、技術レベル・幅の広さは…)
  • 派遣、SES はそれなりに多い
  • 受託開発もそこそこ
  • Web など自社サービスの会社は存在するはずだが目立たない(名が通っているのはエイチームと Misoca ぐらい?)
  • 大手 IT 企業の拠点もあるが、存在感が薄い

ということで、これはこの地域に限ったことではないのですが、

  • IT が本業ではない企業が Web などの自社サービスを限られたマーケットに提供している

例が意外と多いのではないかと思います。


いずれにしても、会社間・IT エンジニア間の交流が盛んな首都圏や、関西圏と比較して、

  • 外の人と交流を持つ IT エンジニアが少ない

印象があります(人数の割に)。

地域の勉強会としては、

  • 言語・開発関連
  • セキュリティ関連
  • クラウドサービス
  • IoT(地域柄、やっぱりこの分野は割と活発)
  • 機械学習(来栖川さんが頑張っている)

などなど、一通りありますが、上にあげたカテゴリでいうと、複数のカテゴリの勉強会に同じ人が参加している印象があります(ので、「延べ人数」は多くても実質的な人数は…)。

自分自身のこと・働いている会社の環境のこと

私は、

  • IT が本業ではない企業が Web などの自社サービスを限られたマーケットに提供している

企業で働いております。

新卒で入って最初に所属したのが(自分の希望で)情シス部門(を担当するグループ内の会社)で、途中から外部向けのサービスを提供する会社に転籍になり、しばらく情シスと兼務していましたがここ 10 年くらいは Web の自社サービスの主にインフラ構築・運用を担当しています(チームとしては「開発」なので、コードも書いてます。Java ですが)。

もう少し細かい経歴はこんな感じです。

仕事の忙しさ

波があります。ただ、昔に比べて労働時間は確実に短くなっています。

私個人に限って言うと、(途中、長期に謎の体調不良でフルに働けなくなったこともあり)最近は月の残業時間が 1 桁です(みなし残業は 40 時間台付いていますが)。

自社サービスなので納期の縛りは緩い…はずですが、なにぶん IT 企業ではなく上層部は IT に疎く、エンジニアより営業の発言力が強い組織なので、開発サイドは苦労しております。

ただ、↑に書いた通り、私に限って言うとそうでもないです(断るものは断る、断りきれなければ時間をかけてはぐらかすスタイル)。

※細かい経歴に書かれている通り「システム移行おじさん」なので、移行イベントが発生すると忙しくなります。

技術レベル

自社は、外との交流がほとんどなく、また限られたマーケットで商売をしていることもあって競争が少ないので、はっきり言って「ぬるま湯」です。

実は、下手な(名の知れた)ベンチャーなどよりも利益は出ているので、経営環境はそれほど厳しくないのです。

エンジニアでも、上に立つメンバーが「今さら外のエンジニアと勝負しても勝てない」と思っているのか、ビジネスが直接絡まない場面では外部のエンジニアとの交流を頑なに拒みます(笑)。部下や若手メンバーには「どんどん交流しろ」とは言いますが、上に立つ人がそんなマインドなので、下にも伝染して、みんな

「強いエンジニア=怖い」

という感覚が染みついております。

「何とかしないといけない」という危機感はあるものの、今のところ↑の感情に負けている感があります。

※技術レベルが低ければ開発効率も悪いですからね。あと、念のため言っておきますが「技術レベルがぬるま湯」=「簡単なお仕事」というわけではないです…「自分たちのレベルに合わせて商品の機能性や品質を下げる」のにも限界がありますからね。同じレベルのアウトプットを求められるのなら、技術レベルが低いほどキツいお仕事になるのは当然です。

一応フォローしとくとみんな自分たちなりに改善しようと頑張っているのですが、「外の世界を直接見ずに、書籍や Web 記事を読んでなんとかしようとしている」ので、ベンチマークの置き方がどうしてもぬるくなります…。


…という中でやっているので、私個人は、技術レベルの維持向上のために(という名目ですがほとんど趣味のような感覚で)、一人で(時々誰かを連れて)色々と出かけております。

最初は地元でセキュリティ関連の勉強会に参加し始め、その次はいきなり東京のカンファレンスや勉強会に参加するようになったので、地元での交流ははっきりいって薄いです(最近ちょっとだけ参加し始めた)。

但しインプットだけではほとんど技術力向上にはつながらないので、ブログ等でアウトプットすることを意識しています。

※Qiita には無駄に記事数だけたくさん書いて置いてあります。

当然、「業務に生かす」のもアウトプットなので、業務にも組み込んでいっています。

勉強会の LT 等ははっきり言って「遊び」レベルでやってるだけなので内容はまだまだですが。

自社サービスの開発スピード低下と技術的負債

「負債積み上がりまくり」です(笑)。欠損が出てるかも。

元々、オフショア開発に失敗…というところから持ち直して今がある、という歴史?があるので、最初から負債化しているコードがモリモリな状態だったのですが、前述の通り「開発の立場が弱い」ので、新サービスの開発や既存サービスの改良にリソースが割かれており、負債はどんどん積みあがっております。

上層部が「開発スピードが遅い」と不満を漏らしており、その原因を「開発言語が Java だから」と考えているのですが、実際には

  • 古いフレームワーク・ライブラリなどを使っていて開発効率が悪い
  • つぎはぎだらけのコードに修正を加える過程で「障害を起こさないためのコードの書き方」のお作法がどんどん増えるので、新しく加わったエンジニアがそれを学習するコストが高い

点のほうがよっぽど影響してるのでは…。

※たまにしかコードを書かない人の独り言です。

こちらも一応フォローしておくと、開発サイドは隙間を見つけて頑張っていますし、上層部も意味が理解できないなりに多少は開発サイドに任せて負債の返済のための時間確保を容認しているのですが、積み上がるスピードには全然追い付かず…。

おちんぎん

先に、技術レベルのところで「利益は出ている」と書きましたが、大企業などとの比較にはならないものの、みなし残業分(前述の通り、実質労働時間はそれより短くおさまることがほとんど)含めるとそこそこあります。

「IT エンジニアの 600 万の壁?なにそれ?」状態ではあります。

※だからこそ「ぬるま湯」から抜け出せない、ともいえそう。

というわけで

オチやまとめはなにもありません。

同じ名古屋でも、おそらくそれぞれ環境の差が大きいので、他社ではまったく事情が違うように思います…。

…と、そういえば

「Web インフラを中心に」と書いておきながらインフラの話がない(笑)。

なので、ちょこっと追記。

現状は AWS メインでオンプレも多少残っていますが、オンプレは 1 年以内にほぼなくなりそうです。

AWS については(地元の JAWS-UG 名古屋支部の勉強会にも顔を出していますが)情報を得るのはもっぱら Web と東京のイベント・カンファレンス等がメインです。

Web というと、みんな大好きクラメソさんに AWS の情報が豊富にありますが、「それを読んで理解して実務に使えるレベル」まで持っていくには、下地の知識やスキルが必要です。

まあ、なんとなく書いてある通りのことをやっていくと形にはなるので、理解した気でそのスタイルで進んでしまいがちなのですが、それだと

  • いざ負荷が上がったときにスケールせずサービスが止まってしまう
  • 知らないうちにセキュリティホールができていて情報を抜かれてしまう・リソースを悪用されて後で請求を見てびっくり
    • アクセスキーの安易な使用や、ポリシーまわりでガバガバな設定をしがちなので…

などの問題を引き起こすので、やはりベースの知識やスキルは必要ですね。


明日、17 日目は jewel_x12 さんです。

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