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パネルディスカション アニメシーンとサイバー攻撃

投稿日:2019-08-30
最終更新:2019-09-03

セキュリティマネジメントカンファレンス2019 夏 東京

先日参加してきたカンファレンスのセッションメモです
コナン好き + エンジニアとしても楽しめた作品のお話だったので、満足してます
作品観たことない方も、是非1度触れて欲しいなと感じました

開催内容

趣旨

企業はもとより国家機関や社会インフラまで被害が表面化している標的型攻撃や内部犯罪的情報漏洩など、企業や組織の情報資産を取り巻く脅威がますます高度化・複雑化しており、総合的な対策が必要になっています。さらにはクラウド・モバイルの活用やテレワークなど働き方の多様化によりセキュリティの境界・対象領域も広がっており、グローバルな対応が求められつつあります。当イベントでは企業や組織が直面する様々な脅威課題に対し、現状の認識と、具体的な課題解決の手段やポイントを整理してまいります。

パネルディスカション アニメシーンとサイバー攻撃

はじめに

今回のパネルディスカションのお題は
昨年公開された劇場版名探偵コナン第22弾「名探偵コナン ゼロの執行人」となっています
お話のネタバレ含みますので、観てない方は先に映画観ることをオススメされました

登壇者

  • パネリスト
    名探偵コナン TVシリーズ/劇場版 プロデューサー
    諏訪 道彦 氏

  • 名探偵コナン TVシリーズ/劇場版 脚本家
    櫻井 武晴 氏

  • 名探偵コナン TVシリーズ/劇場版 鈴木園子役
    松井 菜桜子 氏

  • 横浜国立大学
    大学院環境情報研究院および先端科学高等研究院 准教授
    吉岡 克成 氏

  • ファシリテーター
    ビジネス+IT編集長
    松尾 慎司

IOTテロをテーマにした経緯

公安警察の設定を考えた上でテロとはどういったものか

  • サミット
  • 小まめに爆弾を仕掛けるという手があるが…・・今は違うのでは?
  • (話的には)爆発は必須だった

参考にした事件はあるか

実際の事件があったので、犯人の思考になって現代であればどうするかを考えた

  • 「Mirai」を使ったIoT機器の脆弱性※1
  • 「Tor」を使った遠隔操作※2

脚本作りについて

  • 主人公が「公安」でなかったらこのテーマはなかった
  • 原作者である青山先生含め新しいもの好きなので、使えるものは使う
  • 新しいものを取り入れるのに断られることはないので、脚本家してはやりやすい
  • 社会的なものを投げかける意図はない
  • 宇宙関連はJAXAへ取材に行った
  • ネット関連は普段からのあった知識を繋げたので改めて調べたなどはない(科捜研シリーズetc)

エンタメ表現と現実との違いの意識

エンタメの場合

  • 映像の派手さを優先する
  • (理由は説明しない)結論のみを表現する
  • お話を考えるのは脚本家が行うが、コナンらしさを青山先生が加えることでよりらしさを出せている

Miraiの感染

  • 爆発を起こすまではいかない
  • 家電の中でも熱を発生させるものは危険性はある
    (熱→熱→熱などを指示した場合に燃える可能性はあるた為)
  • 工場(大きな電力)事故に繋がる可能性はある 
  • 例)イランの核施設を攻撃※3

ターゲット層の広さ

  • コナンという作品は4歳児でも楽しめると言われている
  • 老若男女問はず楽しめる作品
  • 2019/5月の世界の映画ランキングを観ても日本以外は「アベンジャーズ/エンドゲーム」なのに、日本は「コナン」だった

ドローンを操作するのを子供に任せた意図

  • 作中でドローンを操作するのを子供に任せたシーンがあったが、実際に考えたらまずない
  • (危機を救っていること)知らないでやってる
  • 実際、セキュリティの人材が不足している

IOTテロという言葉を知るきっかけ

  • ターゲット層が広い作品である為、影響力が違う
  • 子供が触れるきっかけとしてはよかった

来年は五輪に向けて

現代の危機

  • 様々なものがネットに繋がる時代
  • 制作者、使用者どちらも危険性に気付きにくい
  • ハッキングする側はやりやすい環境

伝える役割

  • 作品を通して知らない間に人を育てている(科捜研を観て科捜研に就職している方も増えている)
  • (科捜研シリーズを格上で)最新の論文などは読むようにしている

今後の取り組み

  • 日本政府は様々な対策を行っている
  • 例)「NOTICE」の実施 ※4
  • これまでは危ない・もうやられている状態だったが、これからはやられる前に注意喚起出来る率を高めて行きたい

脚注

※1 2016/10/21にボットネットを構成する数百万台のデジタルビデオレコーダー、ルーター、IPカメラその他の「スマート」機器から、DNSサービスプロバイダーのDynに向けて一斉にリクエストが送信された(DDoS攻撃)
※2 Torとは複数のサーバを経由することで、アクセス元を隠す技術
※3 Stuxnet(スタックスネット)Windows上で動作するコンピュータワームの一つ
※4 総務省 IoT機器調査及び利用者への注意喚起の取組「NOTICE」の実施

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