[全ての開発者がQiitaへのアウトプットをやめるべき理由]から考える、議論や課題が収束しない状況の解決方法【アンチパターン】

公開日:2018-11-14
最終更新:2018-11-14

はじめに

[全ての開発者がQiitaへのアウトプットをやめるべき理由]という記事が議論(コメント)が全く収束しなかったので、これをアンチパターンとして議論や課題を収束させるにはどうしたらいいのかを考えていきたいと思います。
職場でこのような状況に出くわしたら終わらないやつだと感じたので、会社でこのようなことが起きたらどうすればいいのか?をまとめました。
また、本記事は自分のモヤモヤを発散するという目的で作成したものなので、若干内容が感情的になり偏っている部分があるかもしれませんがご了承ください。

提案、反論、これ系の記事に対するストレス発散、なんでもコメントがあれば吐き出して行ってください。

投稿記事とそのコメント

記事の主張概要

ざっくりいうとこんな感じでしょうか。

  1. Qiitaなんかより個人サイトを立ち上げた方が技術力の証明になるぞ!みんな個人サイトをやろう!
  2. 技術記事には価値があるぞ!無料で公開するなんてダンピングみたいなものだ!そんなことはせずにみんな個人サイトのアフィリエイトで稼ごう!
  3. 今のQiitaなんておかしいやつの巣窟になっているんだから、Qiitaの価値を下げておかしいやつを一網打尽にしよう!

余りにも極論なのでネタだよね?というコメントやむしろ「極論をネタとして提示された議題用記事」といった解釈をされている方もいました。
どれもまあ好意的に解釈すればわかる点もあるので、議論ネタにはなりますよね。でも終始Qiitaを下にみて嫌っている印象があったので、本気にしてもネタにしても悪意を感じる記事でした。

コメント概略

目についたものを整理。

1に対して

  • わざわざ個人サイトを立ち上げるのは手間だよね。そういう人はQiitaという便利ツールを選んでもいいよね
  • そもそも個人サイトを立ち上げる技術力ってそこまでアピールできるものじゃないよね
  • 大体組み込みとか個人サイトを立ち上げる技術力を必要としない人もいるよね
  • 個人サイトを見てもらえなかったら技術力アピールできなくない?

対する反論

  • わざわざ個人サイトを立ち上げるのは手間だよね。そういう人はQiitaという便利ツールを選んでもいいよね

⇒エンジニアなら出来ていいレベルのことしか要求されていない。

  • 個人サイトを見てもらえなかったら技術力アピールできなくない?

⇒力のある人ははてなブックマークなりに取り上げられるからわかる。

2に対して

  • OSSのように記事をブラシアップする土壌がいい
  • Qiitaに記事を書く時点で稼ごうという気はないでしょ
  • 技術情報がまとまっているQiitaは読者需要が強いので、沢山の人に見てもらえるのがいいのでは?
  • 価値があっても見てもらえなかったら意味ないよね?

反論

  • OSSのように記事をブラシアップする土壌がいい

⇒それは個人ブログでもできる。
(出来るの?とびっくりした反論。OSS公開も個人で出来ると言ってたけど、今の時代gitサーバーも何もかも自前で立てて、個人サイトからOSSって広められるものなのかな?)

  • 価値があっても見てもらえなかったら意味ないよね?

⇒力のある人ははてなブックマークなりに取り上げられるからわかる。

3に対して

  • 個人サイトだろうがおかしいやつは出てくるよね?

特に反論なし。

閑話休題

…なんかまとめていて元記事の主張がこんな風に見えてきました。

「ガスコンロを使わなくても木と棒でも火が起こせる!それに自力で火が起こせた方がサバイバル能力がアピールできるぞ!光熱費もタダでお得だ!
さあみんな、ガスコンロなんて堕落したものは捨てるんだ!」

好きにすればいいけど、私はガス調理が好きだしサバイバル能力なんてアピールする気もないから放っておいてほしい。
さあ問題点を考えていきましょう。

問題点とその対処方法を考える

問題点、もっと出てくるかなと思ったんですが根本的な部分しか思いつかなかったです…
根本的に主張を変える気がないよな~という印象。会社でもそういう人に出会うことありますね。

問題点1. 反論を踏まえて自分の主張をブラシアップしようという気がない

議論を進める気がないとも言えます。会議でいうと、自分の主張が通るまで曲げないタイプですね。
どの反論コメントに対しても、「あなたの主張のこういう点は個人サイトでもできる。従って個人サイトをやるべきだ!」と自分の結論に持ちこんでいるんですよね。

強引に自分の結論に持っていくために、矛盾した回答もちらほら。例えば
コメント:「わざわざ個人サイトを立ち上げるのは手間」
⇒「今は簡単にサイトを作れるので、エンジニアなら出来ていいレベルのことしか要求されない。」
※ 本人の「個人サイトが技術力の証明になる」という主張と矛盾が発生したりしていました。

ネタの主張なら辻褄なんて気にしてないんだろうな。ネタじゃないなら何が主張だったかもうよくわからなくなってるんだろうな。
実際会議の場でも、熱くなって自分の発言に固執し、状況を客観視出来ずに停滞する状況、ありますよね。

問題点1:対処1. 主張を全体で共有。チーム・プロジェクトの主張としてブラシアップする。

会社の場合、会議での主張=チームやプロジェクトの決定事項に繋がるので、その主張を一人の所有物とせずに全員の主張として議論の場に上げるのがいいのかな。
その人と主張の距離を置き、チームのことではなく自分の想いで突っ走りそうになっても客観的な視点でブラシアップしてしまう。

例えば進行役の人が主張に対する反論を整理し、どうブラシアップするかの意見を問う。もし頑なに主張を変えず一定時間以上議論が進まないなら進行役判断で方針を決めてしまう。
(両者譲らない状態=両方正しいか意地になっているだけかどちらかだと思うので、第三者判断でも支障はないと思う)
とにかくその人だけの決定権でものが決まることがないよう、仕組みで抑えるのが良さそうです。

(Qiitaのようなオープンな場は善意で成り立つ部分もあるので、同じような方法で正すのは難しそうですね。)

問題点1:対処2. 停滞する議論は別の場でやってもらう。

もしかしたら1つの主張が停滞しても、他の主張がブラシアップされた結果停滞していた主張もアップデートしないといけなくなるかもしれない。先延ばしも一つの手ですかね。
これならQiitaでも実現できるかもしれません。例えば議論の為のdiscussフィールドを設けてはみてはどうですか?なんて意見を出してみました。 議論はコメント欄ではなくdiscussでやってください。そちらで練り上げてもらいましょうって感じで

問題点2. 自分に都合のいいように解釈している。

なんとなくリアクションを見ていると、思い込みが強い方で自分に都合のいいように話を解釈している気がします。反論の意図がすり替わっていたり謎の前提がついていたり。

例えば途中のコメントで以下のように答えており、自分の主張に無理があると感じているようです。

現実問題としてQiitaに限らずはてなブログ等もサブドメイン制でSEOに強いですし、「技術的に簡単なアウトプット方式ほど注目されやすく、個人が技術を使って土台から作ったアウトプットは目につかない」という逆進性が存在するのが残念ですね。

このコメントを見た時に「自分の主張だけが正しいわけじゃないと納得したのか~」と思ったのですが、ちゃんと見ると「苦労して作ったアウトプットは注目されない」と言っているように見えます。
反論の流れとしては、「技術的に簡単なアウトプット方式だから」Qiitaが選択されているというよりも「アウトプットが楽」、「記事に対する考え方への共感」、「便利だから・楽しいから」等色々な要素からQiitaが選択されている印象でした。それをなぜか都合よく「苦労して作った個人サイトが評価されない世の中」に変換している感が。
技術を使って土台から作ったアウトプットが注目されないという理屈なら、なんで土台から作ったQrunchさんが注目されているのでしょうか。技術力の有無は関係ないです。

後はコメントにあった「個人サイトを見てもらえない可能性」⇒「力のある人ははてなブックマークなりに取り上げられるからわかる。」という風に決めつけています。
でも実際は人の目につくには内容の詰まったいい記事を書くか以外に、その魅せ方や広め方も大事だと思います。
マーケティング戦略しなくてもいい物なら勝手に売れる!なんて都合のいいことはなく、宣伝効果が大事なわけで。しかもこういった能力はエンジニアの純粋な技術力とは別の能力が必要ですよね。
この辺何も考えずに勝手に「Qiitaやっている人が全員個人サイトに移っても情報量が減ることはない!」と決めつけているように見えました。

実際のところ、Qiitaが無くなったら大なり小なりしばらくは技術情報が減ると思うんだけどな。今の時代100人のなんでも出来るガチエンジニアより、1000人の情報収集して動けるエンジニア(+一部のコアな人)で成り立っている気がするので、気軽に情報収集できる場が減ると業界へのダメージもありそうで怖い。

また、OSS周りの話で投稿者が「Linuxの普及はマネタイズ活動があったからこそ」といったニュアンスの主張をしているけど(Linux好きが怒りそう)、商用化して廃れたものへの言及はスルー。有償、フリーそれぞれの文化で一長一短あることは認めているのに、フリーだけが成功例じゃないからQiitaの文化否定は訂正せず。(コメントの主張はあくまでもフリーな文化もいいよね!だからQiitaも悪いことないよね!だと思うんだけども)

と、自分に都合のいい話ばかりして主張を変えないようにしている印象を受けました。

問題点2:対処1 反論を客観視してもらう

まずはこれをしないことにははじまらないですよね、どうやって実現しようか。
例えばこんな感じですかね。あまりこれというものが思いつかない。

  • 反論を書きだしてみてその内容について意識合わせを行う
  • 各自の反論に対する認識を見える化し、比較してもらう

問題点2:対処2 当人の主張・その根本にある課題を抽出し、課題の分離をする。

今回の記事でいうと、主張の根本にあるのは「Qiita憎し!」と「個人サイト最高!」の2つで、それが合わさって譲れない何かを持ってしまったような気がしました。
想いが爆発して収集つかなくなってるのかもしれないし、課題の分離をしよう!

「Qiitaネガキャンを行う」は自分の課題なのでお好きにどうぞ。ただ「ネガキャンをどう各自が捉えて行動するか」は各自の裁量なので押し付けてもしょうがないよ。
「個人サイト普及活動を行う」は自分の課題なのでお好きにどうぞ。ただ「個人サイトを立てるか」は各自の裁量なので押し付けてもしょうがないよ。

といった点に納得してもらう。というか納得ではなく他人の課題への介入禁止にしてもいいかもしれませんね。この主張に対してこれとこれは自分のことなのでOK。他の強要はNGと決めてしまう。会議や職場上のコミュニケーションでもこれくらいのルール化はありかもですね。

  • 他人の課題に介入しない。やっていいのは勧めるまでで、相手を尊重し相手の行動を強要しない。

問題点2:対処3 逃げる

どうやっても話が通じないようなら逃げの一手もありな気が…
相手するのに体力がいりそうだし、話の通じない要件から外れてもらうとか、逆に一人で任せられるように作業を分離してしまうというのもひとつの手かも。

問題点3. 正直主張の目的がよくわからない

Qiitaをdisりたい?個人サイト流行れ!ってこと?ただ目立ちたいだけ?
主張の一部を取り出して「マネタイズ」とか「技術情報の大事さ」みたいなことを主張していると好意的に解釈することも出来なくはないですが、全体を見るとそういった目的があるわけではなさそう。

個人的な価値観の話ですが、目的が見えない状況って凄く苦手なんですよね。どうやって折り合いをつければいいかの方向性が全く見えない感じがして。一般的に問題なのかはわかりませんが、個人的には大問題です。

問題点3:対処 目的の認識合わせを行う

対処もこれしかないですけどね。もし会議や仕事場でこのような状況に出くわしたら、まず最初に目的を聞き、互いの見ている方向を合わせる。
なので、まずは何のための主張なの?という点を明確にする。認識合わせ系は対面でやりたいですね。

(これもQiitaでは厳しいでしょうね。記事の裏にある部分は読み取れない)

最後に

長々と書いてちょっとすっきりしました。今回はQiita記事に対して思ったことを殴り書きましたが、QiitaなりQrunchなり情報を自由に共有できる場があるのって素晴らしいと思うんですよね。
個人サイトでも出来ることなのかもしれませんが、そうじゃなくて「エンジニア」が「もっと業界を良くしたい」といった共通の思いを持って参加できるコミュニティがあれば、相乗効果で成長していける気がします。
時には自分の理想と違うこともあるかもしれませんが、全てが自分の思い通りになるなんてことはどんな世界でもあり得ないので、そこは折り合いをつけつついいコミュニティになるよう行動すればいいんじゃないかと思います。

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